2020年度精神保健福祉科卒業生、太幡慶治さんの国家資格合格までの体験記をご紹介します。
太幡さんは、横浜YMCAの通信教育で学び、社会福祉士を取得。その後、同じく精神保健福祉科へ進み、精神保健福祉士の勉強をされ、この春、二つの資格取得をされました。
ぜひ、今資格取得にむけてで学ばれている方、これから受講をお考えの方、すべての方にご一読いただきたいと思います。
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太幡慶治さん(2020年度生 2021年3月合格)
3月16日に合格証書が届いた。
仕事に追われ忙しい中、帰宅後に眠い目をこすりながらやっとの思いで書いたレポートを提出したら不合格!
指摘された部分をもう一度読み返して、涙が出る思いで書き直して提出したレポートが“C”評価で合格して嬉しかった思い出。コロナウィルス感染拡大を受けて、医療機関での実習ができず、代替えで始まった「校内実習」。
オンライン実習での当事者の言葉が目指すものを明確にしてくれた。先生が手本となって教えて下さった“傾聴技術”は本物の凄さを感じさせてくれた。通信教育ながら通学課程に匹敵する「校内実習」体験により、国家試験に向かう基礎ができ力となった。そんな思い出が合格証書を手にした時に溢れ、嬉し涙が出てしまった。
YMCAで学び65歳で“社会福祉士”の国家試験に合格し、67歳で精神保健福祉士の国家試験に合格できたのも、見るだけで覚えられる若い人(50歳代迄)と書く作業を伴わなければ覚えられない高齢者(60歳代から)の学習方法の違いを専任講師の先生方が指導して下さったから。
また、若い時より高齢者となってからは環境に影響されやすくなる特性にレポート書きで気づいたこと。そこで、環境への甘えが出る自宅学習をせず、夜9時迄の図書館や8時迄の地区センターの図書コーナーで感染対策をして受験勉強することにした。
国家試験問題や模擬問題集を読んで解き正解を確かめた後で、質問の部分を項目として捉え直した。例えば、脳の各部位とその機能の組み合わせのうち、適切なものを1つ選びなさい。→項目:脳の各部位、選択肢1.頭頂葉―聴覚の認知をそのまま書き写すのではなく、1.頭頂葉―身体感覚・視空間の認知と直して正解に書き直していく作業をした。調べた時に、ワークブックのページ横にチェックを入れた。公開模擬試験を受け、不正解だった項目について、ワークブックの書き写しを行うようにした。
こんな作業を繰り返していくうちに、題意が短時間で読み取れるようになり、9月頃は専門科目20/80が、10月頃に30/80、11月頃に40/80、明けた1月には60/80と安定的に得点できる様になった。当日は試験時間を使い切ると決め、時間配分だけ気を付けて1問を丁寧に読み込み、着実に解く事に専念した。その結果が、合格だった。
大切なのは苦しくても「もうだめだ!」で終わらないこと。毎日、休まず、愚直に、作業記憶で脳に貯める事です。
私と同じように頑張ってみませんか。
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いかがでしたでしょうか?
社会人になってからの学びは格別なものがあります。
ぜひ一緒に学びましょう。
わたしたちは、みなさんの学びをサポートします(^^)/